スーパーボールといえば、よく跳ねる小さい球で、投げるとよく弾んで面白いですよね!
スーパーボールすくい好きだったな〜
さて、そんなお馴染みのスーパーボールですが、
「もっとよく跳ねたら良いのに!!」と思いませんか?
よく跳ねる方がワクワクするよね!
今回は、スーパーボールを温めることで、常温よりもよく跳ねるようになるのか?
実験してみます。
スーパーボールの跳ね方をチェック
実験手順(難易度:★)
今回の実験もとっても簡単です。
①スーパーボールを準備する
まずはスーパーボールを準備します。
自分のテンションが上がるような、色やサイズを選びましょう。
②常温スーパーボールの跳ね方をチェック
まずは常温でのスーパーボールの実力を測っていきます。
高さが分かるように、マスキングテープで壁にマーキングしたよ!
私のマスキングテープ勝手に使われてる・・・
高さ1mから落とした時、どこまで跳ね返ってくるか確かめます。
なお、この時の室温は20.1℃でした。
1mの高さからスーパーボールを落下させたとき、
常温の場合は79cmまで跳ね返ってきました。
動画を撮影すると、跳ね返った高さを確認できるよ!
1mの高さから常温のスーパーボールを落下させた時、79cm跳ね返ってくる
③温めたスーパーボールの跳ね方をチェック
続いて、スーパーボールを温めていきます。
ボウルにお湯を入れて、その中でスーパーボールの温度を上げていきます。
ヤケドに気を付けてね
スーパーボールの温度を直接測るのは難しいですが、60℃ぐらいになっていると思われます。
早速、跳ね返り方をチェックします。
温めた時は、86cmまで跳ね返ってきました。
つまり、常温の時より7cm程よく弾むことが確認できました。
1mの高さから温めたスーパーボールを落下させた時、86cm跳ね返ってくる
④冷やしたスーパーボールの跳ね方をチェック
次にスーパーボールを冷やしていきます。
よりキンキンに冷やすため、氷水に塩を入れています。
(理想的には)スーパーボールは0℃ぐらいになりました。
温度が上がる前に、急いで跳ね方をチェックしていきます。
冷やした場合、75cmまで跳ね返ってきました。
常温の時よりも4cm跳ねなくなりました。
1mの高さから冷やしたスーパーボールを落下させた時、75cm跳ね返ってくる
【結果】スーパーボールの温度が高い方がよく弾む
以下に実験結果をまとめます。
予想通り、温めたスーパーボールがよく跳ねることが分かりました。
反対に、冷やしたスーパーボールは跳ねる力が落ちる結果となりました。
温めたスーパーボールがよく弾む理由
空気抵抗などが存在しない理想的な状況だと、
1mの高さから落としたスーパーボールは1mまで跳ね返ってきます。
しかし実際には、空気抵抗や摩擦が生じて、運動エネルギーの一部が熱エネルギーに変換されます。
測るのは難しいけど、
実験後のスーパーボールの温度はすこーーしだけ上がっているはずだよ!
この時、元々のスーパーボールの温度が高いほど、熱を受け取りにくくなります。
つまり、元々のスーパーボールの温度が高いほど運動エネルギーを失いにくくなり、
スーパーボールはより高く弾むことになります。
反対に、最初の温度が低ければ低いほど、
スーパーボールは熱を受け取りやすくなり、運動エネルギーを失い、弾まなくなっていきます。
勉強になりました!
スーパーボールがあればできる簡単な実験だから、
みんなもやってみてね!
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