「雲」の正体を知っていますか?
空にふわふわと浮かんでいる白いやつです。
実は「雲」って簡単に作れちゃうんです。
ということで、今回はペットボトルの中に雲を作る実験をご紹介します。
おうちで簡単にできるので楽しいですよ〜
ペットボトルで雲を作る実験
用意するもの
まずは、実験グッズを準備します。
わざわざ買い出しに行かなくても、家にあるものが多いはず。
僕は線香だけ買いました!
実験方法
実験方法は4ステップ。簡単です!
・実験手順
① ペットボトルにお湯を入れる
② ペットボトルに線香の煙を入れる
③ キャップをしっかり閉める
④ 手でギュッと握って離す
実験開始
① ペットボトルにお湯を入れる
火傷しない程度の温度にして、50mLぐらいでOK。
少々ズレても問題なし。
② ペットボトルに線香の煙を入れる
線香の匂いがするので、家の中で実験する場合は、換気扇の下でやると良いでしょう。
窓を開けておくと更に良いね
③ キャップをしっかり閉める
緩んでいると上手く行かないので、力を込めてフタを締めましょう。
これで下準備は完了です!
ペットボトルの中に雲が出現!
④ 手でギュッと握って離す
これで雲が現れるはずです。
「やってみます!」
まずは手でペットボトルをギュッと握って潰します。
曇りがなく、透明でクリアな状態になっています。
ここで、手を離します。
すると・・・?
雲ができました!!!
先ほどの透明な状態とは明らかに違いますね。
見事にペットボトルの中に雲を作ることができました。
実験大成功じゃ!
【メカニズム】どうやって雲ができるのか?
雲の正体は「空気中の水滴や氷粒の集まり」です。
では、「どうやって雲ができるのか?」
メカニズムは下記の通りです。
雲の発生メカニズム
① 蒸発
・地表から水が蒸発し、大気中に水蒸気として放出される
② 水蒸気の上昇
・水蒸気が上昇気流に乗って、上空に運ばれていく
③ 凝結
・高度が上がるにつれて気圧が低下し、温度も低下する(断熱膨張)
・飽和水蒸気量が減少していき、小さな水滴や氷粒が現れる
※空気中の微粒子(ちり)が核となって水滴ができている
④ 雲の形成
・小さな水滴や氷の粒が集まり、雲が形成される
つまり、雲は水なんだね〜
なぜペットボトルの中に雲ができたのか?
雲の発生メカニズムは前述の通りですが、
今回の実験では、ペットボトルの中で似たような状況を作り出していました。
ペットボトルの中に雲をつくるメカニズム
① ペットボトルにお湯を入れる
→ペットボトルの中に水蒸気が発生する
② ペットボトルに線香の煙を入れる
→水滴の核となる微粒子を入れる
③ キャップをしっかり閉める
→④で断熱膨張で温度を低下させられる条件にする
④ 手でギュッと握って離す
→凝結が生じて、水滴や氷粒(雲)が現れる
これであなたも雲職人!
雲を掴むような話
「雲を掴むような・・・」という言葉は、
「漠然としてハッキリしない様。捉えどころがない様。」という意味です。
しかし、雲に詳しくなると、少し違和感がありませんか?
雲が「水」とか「氷」なら、少しは掴める(触れる)のでは!?
空を飛べる人は是非確かめてくださいね(笑)
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