イグノーベル賞といえば、本家ノーベル賞のパロディで、ユーモア溢れる研究に送られる賞のことです。
皮肉を込めて授与されることもあるよ!
そんなイグノーベル賞ですが、日本人はどれぐらい受賞しているのでしょうか?
また、日本人が受賞する確率はどれくらいでしょうか?
過去の実績を調査していきます。
イグノーベル賞とは?
イグノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディで1991年に創設された、
「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」に対してに対して送られる賞です。
本家ノーベル賞には無い、「公衆衛生学」「昆虫学」「心理学」なども随時追加されており、
毎年10程度の個人・団体が幅広い分野で受賞しています。
例えば、1997年に「たまごっちの発明」が経済学賞を受賞したり、
2014年に馬渕清資教授らが、「バナナの皮を踏むと滑りやすいことを示した研究」で物理学賞を受賞したりしました。
「水爆の父」と呼ばれる人に、
イグノーベル平和賞が贈られたことがあるよ。
なるほど。
確かに皮肉が効いていて、考えさせられる業績だね・・・
日本人がイグノーベル賞に選ばれる確率
計算方法
歴代のイグノーベル賞の受賞人数を調べて、
これまで日本人が選ばれてきた確率を計算していきます。
「投資家」などの団体が受賞した場合、原則、1人とカウントします。
イグノーベル賞の歴代受賞者は892人
最新の2023年までに、イグノーベル賞を受賞した人数は892人です。
ノーベル賞よりも、
複雑な団体の受賞パターンが多くて、数えにくかったよ・・
イグノーベル賞の設立当初は、1年で20人以下の受賞である場合が多かったですが、
最近は受賞人数が増える傾向にあり、50人程度が受賞するようになっています。
日本人でイグノーベル賞を受賞したのは81人
2023年までに、日本人でイグノーベル賞を受賞したのは81人でした。
「バナナの皮の滑りやすさ」「たまごっちの発明」だけでなく、
「カラオケの発明」「眠っている人を起こすのに最適なわさびの濃度の発見」も日本人の功績です。
わさびの寝起きドッキリは嫌だけど、
緊急時の対応で役に立ちそうだね!
日本人がイグノーベル賞に選ばれる確率は9.1%
必要な情報が集まったので、
式に当てはめて、日本人がイグノーベル賞に選ばれる確率を求めてみます。
計算の結果から、
日本人がイグノーベル賞に選ばれる確率は9.1%となりました。
日本人がノーベル賞に選ばれる確率は2.9%だったので、イグノーベル賞の方が確率は高いです。
ちなみに、34年のイグノーベル賞の歴史の中で、27年は1人以上の日本人が選ばれています。
つまり、1回の受賞で、最低1人以上の日本人が選ばれる確率は79%となります。
5回に4回は日本人が選ばれているんだね。すごい!
偉大なユーモアはカッコいい。未来は無限。
今回、過去の受賞者を調査し、日本人の受賞率は9.1%という結果になりました。
しかし、注意して欲しいのは、イグノーベル賞は団体の受賞が多く、どのようにカウントするかによって結果が変わるので、確率は目安と捉えることです。
0.1%でも50%でもなく、10%ぐらいという、
大まかなイメージで考えると良いね!
実際、日本人が同時にたくさん受賞したり、1人で受賞したり、1人も受賞しなかったりします。
あくまでも過去の実績から計算した結果なので、今後どうなるかは未知の世界です。
未来の可能性は無限だね!!
イグノーベル賞は、あまり有名ではない面白い研究を知れるチャンスなので、毎年楽しみに待っておきましょう!
コメント