雷(カミナリ)って怖いですよね。
「もし雷に当たってしまったら・・・」
と想像すると、あまり楽しい現象ではないですよね。
突然大きな音がするので苦手です・・・
では、雷が人に当たる確率ってどのぐらいか知っていますか?
そんなに怖がるほどの確率なの?
ということで、実際のデータを使って、雷が人に当たる確率を計算してみます。
雷が人に当たってしまう確率を計算してみる(in 日本)
今回は日本を対象にして、雷が人に当たってしまう確率を計算してみます。
計算方法はシンプルに
計算方法はシンプルが1番。
こんな式で確率を求めていきます。
日本で雷が人に当たる確率
=(日本の落雷被害者数) / (日本の落雷数)
日本の落雷数は年間360万回
確率計算に必要となる「日本の落雷数」を調べます。
FRANKLIN JAPAN に掲載されているデータより、
2013年〜2022年の10年間での、年間平均落雷数は「3,611,000回」
1日で約1万回の落雷かぁ
思ったより多いね
なお、このデータは日本列島および周辺海域を含む2600km四方に発生した落雷数となっています。
日本の年間平均落雷数は約360万回
日本の落雷被害者は年間20人
「警察白書」によると、日本の落雷被害者は年間約20人。
死亡率は70%だそうです。怖い。
日本の落雷被害者数は年間約20人
誰かに雷が当たる確率は 0.0006%
情報が集まったので、いよいよ計算してみます。
日本で雷が人に当たる確率
=(日本の落雷被害者数) / (日本の落雷数)
= 20 / 3,600,000
= 0.00000555・・・
≒ 0.0006 %
計算の結果、日本で雷が人に当たる確率は「0.0006%」です。
この確率は、不特定の誰かに雷が当たる確率を意味しています。
「不特定の誰か」が自分になる確率は更に低そうだね!
日本で誰かに雷が当たる確率は「0.0006%」(100万分の6)
自分に雷が当たる確率は0.0000000001%
「不特定の誰か」に雷が当たる確率は0.0006%でしたが、
自分に当たる確率はどうでしょうか?
計算してみます。
まずは、自分が雷の当たる20人に選ばれる確率を求めます。
1回も選ばれない確率を求めて、1から引くよ。
なるほど!
1回以上選ばれる確率が求められるね。
日本の人口を1億2千万人とすると、
1ー(119,999,999 / 120,000,000) ^ 20
= 0.0000001666・・・
≒ 0.00002%
自分が20人の中に選ばれる確率は「0.00002%」
さて、誰かに雷が当たる確率が0.0006%だったので、
自分に雷が当たる確率は、0.0006%の0.00002% となります。
つまり、自分が雷に当たる確率は約「0.0000000001%」
0が多すぎて分かりにくいですが、約1兆分の1の確率です。
私には雷が当たらない気がしてきました☆
日本で自分に雷が当たる確率は「0.0000000001%」(1兆分の1)
まとめ
雷が当たったらどうしよう・・という漠然とした不安や恐怖を感じる人のために、
実際のデータから、雷に当たる確率を求めてみました。
日本で誰かに雷が当たる確率は「0.0006%」(100万分の6)
日本で自分に雷が当たる確率は「0.0000000001%」(1兆分の1)
もちろん、絶対に雷が当たらない訳ではありませんが、
必要以上に心配はしなくても大丈夫かな、という結果になりました。
とはいえ、雷の音が聞こえたら、注意して過ごしましょうね。
コメント